中国語初心者はこの5冊の本さえやれば初級を突破できる

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中国語初心者はこの5冊の本さえやれば初級を突破できる

中国語のテキストや本、参考書はたくさんありますが、今回は今から独学で始める中国語学習に初心者が購入すべき中国語の本を厳選してご紹介していきたいと思います。合わせて勉強法も明記しています。参考になれば幸いです。

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中国語の勉強法

まず初めに中国語を独学で勉強するにはどのように進めていったらいいのか簡単にご紹介したいと思います。

発音→リーディング→文法→リスニングとスピーキング
(単語は文法を終えてから継続的に勉強する)

上記のように勉強を進めるのが中国語を理解しやすくそして勉強もしやすいかと思います。それぞれのセクションに役に立つ中国語の本をこれから厳選してご紹介してきます。

発音編

中国語を勉強する上で最初で最大の難関が発音です。発音さえしっかりマスターすれば中国語の学習の半分はマスターできたと言われるほど中国語は発音がとても大切です。

なぜそのように言われるのか、、それは英語に比べると文法が比較的簡単だからです。発音をしっかり勉強し乗り越えることができれば中国語の勉強が楽しくなり持続させることができるはずです。

なぜ中国語の発音が難しいのかというと中国語には音が日本語よりも圧倒的に多く存在しているからです。
日本語は約102個あるとされています。こちらを参考にさせていただきました

中国語は何個なのでしょうか。中国語は子音が21個、母音が39個なので約800個なのですが実際に漢字が該当する音は約400個とされています。

日本語の4倍が中国語の音として存在しています。日本語にない300個の音は日本人が今まで発したことのない音ということになります。

今まで日本人が発したことのない音を300個学ぶ必要があるため日本人が中国語を学ぶ上で発音がもっとも難しいとされているわけです。300個も!?と思われるかもしれませんが、子音の21個と母音の39個をしっかりマスターできれば残りの300個も発音できるようになります。

上記の音に加え、厄介なのが中国語には声調といわれる4つのアクセントが存在し、これも覚える必要があります。この声調は中国語においてとっても重要なものです。

例えば联系という中国語があります。発音と声調は「lian2xi4」となります。そして练习という中国の発音と声調は「lian4xi2」となります。発音は「lian/xi」で同じですが声調が違います。それで意味がまったく変わってきてしまいます。

中国は広いので地域によって発音の仕方に違いがあったりしますが声調は中国全土共通です。ですので中国人は中国語を聞くとき発音よりも声調で音を認識してるといわれています。

これらの中国語の発音や声調のしくみをコンパクトにまとめられているのがこちらのテキストです。

CD3枚付 日本人のための 中国語発音完全教本

この中国語発音完全教本は2017年に発売されてた本で中国語発音の全てが詰め込まれています。親切なことにこちらから動画でも発音の仕方を見ることが可能です。

この本で子音・母音・声調をしっかりマスターしていきましょう。そして一音節が発音できたら二音節、二音節が発音できたら三音節と連続して発音できる音の数を増やしていきます。
おそらく初めて中国語の発音勉強をする際、連続して発音するのが難しく感じるかと思います。私もそうでした。一音節では発音できるけど二音節を発音しようと思うと詰まってしまうかと思います。ただこれは何度も練習すれば乗り越えられます。

この本では多音節まで練習できるのでそこまでしっかり練習してスムーズに発音できるようにしましょう。ここでしっかり練習すれば次のステージのリーディングが楽になります。

音の練習の際は必ず鏡で自分の口の動きを確認して行いましょう。

発音の教材には上記のように口の動きを写真付きで書かれています。初めて発音の練習をする際はこの口の動きと舌の動きを意識しながら練習すると効果的です。その際に確認できるのが鏡です。

自分の発音した音が合ってるかどうかの確認は中国人にしてもらうのが一番いいのですがなかなか周りに中国人はいないかと思います。

その際はiPhoneのSiriを中国語に設定して単語などを発音してみてください。もし発音が合っていれば発音した単語が画面に表示されます。表示されなくても実際は中国人に通じることもありますので目安として考えていればいいかと思います。

リーディング編

リーディングとはなにか、まさしく本を中国語で読むことです。発音編で多音節の連続音まで発音できるようになれば次に簡単な会話文をリーディングできるようにします。リーディングをしっかりできなければ中国人に自分が話した中国語は通じません。リーディングの際は、声調をしっかり意識し練習するようにしましょう。

リーディングの教材でおすすめなのがこちらです。

本気で学ぶ中国語(CD BOOK)

おそらく中国語を独学で勉強する人であればかならず購入するであろう有名なテキストです。

この本の良いところは独学で中国語を勉強できるという点です。説明も丁寧で記載されている文章も最初は簡単な文章ですが徐々に発音する音節が増えていくので徐々にレベルアップできるようになります。

発音も再度復習で勉強できるので初歩の基礎固めには最適な本となります。この本をしっかり勉強すればリーディングもスムーズになり今後のステップアップもよりスピーディーになるでしょう。

ちなみにこの本では中国語検定試験の準4級と4級をらくらくパスできると明記されています。HSKでは3級に相当します。

しかしながらこの本では文法を全て勉強できません。明記されている文法はごく一部ですので文法に関しては別の本で習う必要があります。次に文法の本をご紹介します。

文法編

文法の本はこちら↓

 Why?にこたえるはじめての中国語の文法書

この本一冊だけで中国語の文法はマスターできます。上記でもすこし明記しましたが中国語の文法は英語に比べて非常にシンプルで簡単です。

基本文型は英語と同じSVOですが英語のような複雑なルールもなく単語を組み合わせていくだけです。唯一注意が必要なのがその単語を組み合わせる語順だけです。簡単に言うと中国語の文法とは単語を組み合わせる語順を勉強するだけなのです。

英語や日本語のような単語が変化するようなことがないので大人になってからでも勉強しやすいのが中国語だと思います。

文法の勉強は一人でやるのは根気がいるかと思います。なぜならずっとインプットし続ける必要があるからです。もしwhy?にこたえるはじめての中国語が飽きてきた場合はこちらの参考書もおすすめします。

 誤用から学ぶ中国語―基礎から応用まで

普通、文法などの参考書では文法の説明から入り「この文法を覚えてね」というスタンスで勉強していかなくてはいけません。ただ覚える勉強は苦痛だとおもいます。

この誤用から学ぶ中国語は「この文のどこが違うと思いますか?」から入り、その違いを文法の説明を交えて勉強していくことが可能です。

ただ覚える勉強ではなく、考えることから文法の勉強を始めることができるので文法の勉強がしやすくなります。

中国語文法のおすすめ勉強法はまず「誤用から学ぶ中国語」を見て、それからその違いや間違いを自分で発見するために「wyh?にこたえるはじめての中国語」の本を使うやり方が独学で勉強するには勉強しやすく、そして続けやすいのではないかと思います。

文法の勉強は退屈だと思いますのでご自身で工夫して勉強していきましょう。

 

ここまで勉強できれば中国語で会話をすることが可能な知識は身についてることになります。ここでは明記していませんが語学において語彙力は必要になりますので単語の勉強は毎日こつこつ勉強しなけばいけません。

これより先の目標としては勉強した文法を使って会話をできるようになることかと思います。そのためにはスピーキングとリスニングが大切になってきます。

リスニングに関してはCD付きの参考書であればどれでも勉強はできるでしょう。リスニング力を伸ばすにはたくさん聞くことしかありませんので。毎日とりあえず聞くことが大切です。リスニングは短期間で劇的に向上することはありませんので進歩がなかなか体感できませんが地道に勉強していくしかないでしょう。

スピーキングに関しては独学よりも中国語教室などに通って勉強するのがいいです。「話すこと」は語学を勉強するにおいて独学では効率が非常に悪いんですよね・・・

もしHSKなどの検定のためではなく、実際話せるようになりたいのであれば中国語教室にいくことをおすすめします。

もしどうしても独学でスピーキングの勉強がしたいのであればこちらの本がオススメです↓

漢語教程(修訂本)第2冊上冊(1年級)(中国語) (対外漢語本科系列教材・語言技能類) 

この本は留学の授業でも用いられる参考書です。文法を会話でどのように使うかを学習することができる本です。

説明は全て英語か中国語ですが文法を一通り勉強していれば説明なくても理解できるはずです。でてくる単語でわからないのは全て覚えていきましょう。ここにでてくる単語は会話やHSKなどの試験でもでてくる基本単語ばかりです。

この本は上下あります。上下ともしっかり勉強できれば中国人とも会話はスムーズに行うことができ、初級の壁を突破できます。この本の詳しい中身はこちらで説明しているので興味あればのぞいてみてください。

以上が中国語初心者のための本のご紹介です。

中国語の参考書はたくさんありますが上記の参考書をしっかりやれば必ず中国語は上達していきます。

参考になれば幸いです。ではでは!!

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ABOUTこの記事をかいた人

大学卒業後、社会人として約11年勤めてきたが30代半ばにして中国への留学を決意。30代からの中国語学習の過程やその時初めたブログ運営についてわかりやすくご紹介していきたいと思います!!