中国語をドラマで勉強したいなら北京ドリームがおすすめ
中国語を勉強していると中国語のドラマを見ながらリスニング力や会話力を上げたいと思うことは一度はあるかと思います。
実際、語学を勉強するにあたりドラマを見ながら勉強するのは参考書や本などを見て勉強するより数倍効果的です。
その理由については詳しくこちらの記事で明記していますが、簡単にいうと単語とその単語のイメージを簡単に結ぶことが可能だからです。
語学は文字ではなく言葉です。参考書などを見て勉強する場合、もし会話文の場合などは文章を文字だけで捉えるのではなく、その会話の場面を頭のなかでイメージし動詞や形容詞がどういったシチュエーションで使われるか考えて勉強しなければ実際の生活でパッと単語が出てきません。
イメージ力がある人であれば苦痛ではありませんが、私のようなイメージ力に乏しい人だと文字をみてその都度シチュエーションをイメージするのは大変苦痛で労力が必要とされます。
その労力を省いて勉強できるのがドラマです。
もちろん中国人が側にいれば中国語で会話をするのが一番の勉強となります。
しかしながらなかなか側に中国人がいる生活を送れる人は多くないと思いますのでそういった時にリスニング力や会話力を鍛えるにはドラマを活用するのがいいと思います。
中国語のドラマを見るにはアプリなどありますが、一番簡単で気軽なのがYouTubeだと思います。
・・・が!!
おそらくこの記事を見ている大半の人が感じることがあります。
話すスピードが速すぎて聞き取れない!!!
そしてでてくる単語も複雑なので挫折するかと思います。
それでもドラマを見て映像とイメージと単語を結びつけて勉強したいと思ったら、一度見てもらいドラマがあります。
それが「北京ドリーム」です。
北京ドリームについて
この北京ドリームは2003年にNHKテレビの中国語会話で使った教材です。
もうかなり古い教材ではありますが中級者がドラマを見ながら中国語を勉強するにはまずはこの教材でやるのが一番ではないかと思います。
ちなみに全編ではないですが一部ユーチューブでも見ることが可能です。
この教材はテキスト&CDとDVDが別売りとなっています。
テキストについているCDだけで勉強するのは参考書で勉強しているのと同じことになるので、「ドラマを見ながら」ということにこだわる場合はDVDも購入しましょう。
NHK外国語会話 GO!GO!50 中国語会話 Vol.1&2 [DVD]
ちなみにテキストについているCDに収録されている音声はDVDの演者と違っています。
上記のユーチューブで中国語の解説している相原 茂先生は中国語の勉強をしている人なら必ず持っているといっていい参考書「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」の著者です。
中国語業界では偉大な先生で解説も非常にわかりやすいです。
話の内容は日本女性が中国の広告会社に入社して、仕事や恋愛をテーマにストーリーが進んでいきます。
レベルについて
では次にこの教材を勉強するに適しているレベルについてお話ししてみます。
出てくる単語レベル
HSK1~5級
リスニングスピード
HSK4~5級
私がこの教材に出会ったにはHSK5級を合格してからでした。
HSK5級の記事はこちら
文法は全て勉強し、HSK5級までの単語は全て勉強してからだったので初めて独学でこの教材を勉強しての大抵の単語は理解はできましたが1割ほどはわからない単語もありました。
リスニングスピードに関してはHSK5級のリスニングテストと同じぐらいではないかと思います。
以上のことから独学でHSK4級レベルからこの教材で勉強するには少しきついかと思います。先生と一緒に勉強するぶんには問題ありませんが。。
基本的にこの教材は中国語の基本レベルを上げるものではなく、今まで習った動詞や形容詞をどのような場面で使用するかを会話の中から勉強する本という位置付けとなります。
もしHSK4級レベルでドラマを使って勉強したい場合は「北京ドリーム」ではなく「国民的中国語教本 ときめきの上海」で勉強するといいかと思います。
この本は「北京ドリーム」よりレベルが優しいので勉強しやすいかと思います。
以上が「北京ドリーム」のご紹介でした。
ではでは!!