中国のATMで銀行カードを取り忘れた経験と対応の仕方について

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中国のATMで銀行カードを取り忘れた経験と対応の仕方について

やらかしました・・・先日の土曜日、ATMでお金を下ろした際、退卡を押さずにすぐその場を立ち去ってしまいました。銀行カードが財布にないのを気づいたのがそれから2時間後のことで、少し遠出をしていたので使用したATMからも距離がありました。

私が忘れたATMの場所です⇩

土曜日から5日経った木曜日にようやく手元に銀行カードが戻ってきました。
今回はその経験談と対処法についてお話ししてきます。

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日本のATMと中国のATMの違い

ご存知の方も多いと思いますがここでもう一度軽く説明しておきます。

日本のATMと中国のATMでは操作で大きく違うところがあります。それは操作後自動でカードが出てくるか出てこないかです。
日本のATMの場合、お金を下ろしたりした場合、自動でキャッシュカードも出てくるかと思います。当たり前ですがカードを取り忘れることなんてないかと思います。

しかしながら中国のATMはお金を下ろしても自動でカードが出てきません。退卡というボタンを押さなければカードが出てこないのです。
日本人はこの退卡を押すという作業が忘れがちでその場を離れてしまうことがあります。そう、私のように。。。

退卡を押すのを忘れた場合

もし退卡を押すのを忘れた場合はどうなるのか。2通りのことが起こりえます。

まず一つはATMの中に飲み込まれることです。
中国のATMは一定時間操作をしなかった場合、差し込んだ銀行カードが自動的にATMの中に吸い込まれます。吸い込まれた場合はそのカードを悪用される場合がないのでやることはそのカードをATMから救出する行動を起こせばよいだけです。

問題なのが悪用される場合です。
もしお金をおろして退卡を押さずにそのATMから立ち去るとします。そしてそのATMにすぐ次の人が入ってきて操作時間が残っている場合、そのままそのカードの操作ができてしまいます。
結論を言うとそのままお金を引きおろすことができてしまうのです。

カードによって1日に引き出せる限度額が決まっていたり決まっていない場合があるかと思います。私の場合は1日に引き出せる金額2万元なので日本円で約36万円は次の人に引き下ろされてしまう可能性があります。

さらにそのカードをATMから取り出し違法に暗唱番号を手にいれるプロの詐欺師の手に渡ってしまった場合、全てのお金を引き出されてしまう可能性もあります。

銀行カードがATMに飲み込まれる状況

銀行カードがATMに飲み込まれる状況も2通りあります。

1つはATMを使用中にもたついてしまいカードが飲み込まれてしまう場合です。この場合は上記にも書いたように銀行のカードがATMに飲み込まれていることが判明しているのでカードを止めたりする必要はありません。

問題は操作し終わったあとすぐ立ち去ってしまい、カードを取り出すのを忘れたことに気づくのが数時間後になった場合です。
この場合、あとから誰も操作をした人がいない場合はATMの中に飲み込まれているのでいいのですが、万が一あとから操作する人がいた場合お金が引き出される可能性が出てきてしまいます。しかしながら忘れたことに気づいた段階ではどっちなのかわからない状況です。この場合は非常に焦ってしまいます。

この場合すぐに銀行のカードを停止するのがいいのですが再度使用できるようにするのが面倒な場合もあるかと思います。ですのでまずはカードの残高が減ってないか確認してみてください。今は日本のカードでも中国のカードでも残高を確認するアプリやネット上でも確認できます。

もし残高に問題がなければカードはATMの中に飲みこまれている可能性が高いので安心できます。
残高が異常に減っていた場合、、、これは次の人が操作しお金を引き出した可能性が高いです。さらにそのカードを抜き出して暗唱番号を抜き取られる可能性も出てくるのでカードを止めてしまった方がいいかと思います。

もちろんお金だけを引き出されてカードはそのままにしている人もいるかもしれませんが人のカードを操作する人は基本的にさらに悪いことも考えるでしょう。

ATMからカードを救出する方法

では実際カードが飲み込まれた場合どうのようにすればいいのか明記していきます。

銀行に併用されているATMの場合

この場合はその銀行の行員に説明してください。必死に訴えればその場でATMの中を確認してもらえる可能性があります。

コンビ二やショッピングモールのATMの場合

中国ではいろんな銀行があります。もちろんATMも銀行によって違います。わたしの場合は中国銀行のATMでカードが飲み込まれたので中国銀行のATMの場合をお話ししてきます。

まず使用していたATMの画面を確認します。右上に本机编号と客服电话が表示されています。本机编号はそのATM個体の番号です。

そして95566に電話します。これは中国銀行のコールセンターです。電話かけるとアナウンスで1〜7のどれかを押すように言われます。3をおすとオペレーターに繋がるのですが中国語か英語オンリーなのでもし自信がない場合は自分でかけずに別の人に手伝ってもらった方がいいかと思います。

どこのATMで飲み込まれたのかを聞かれるので上記の本机编号を答えます。そして電話番号も聞かれるので答えると、そのATMを管轄している支店の番号や住所をメールで送ってきます。

もしATMに飲み込まれている場合、1週間以内にその支店にカードが集められる仕組みになっています。おそらく各ATMに行員が巡回する周期が1週間なのだとおもいます。

頃合いをみてその支店に電話します。その際確認されるのが名前やカードの番号です。カードの番号ですが私は以前に自分のカードを写真で撮っていたので答えられたのですが普通はカードの番号なんて覚えていないですよね。その場合はなにで確認するのか現状わかりません・・・どうするんでしょうね。。カードを作成した際の書類にも明記されている可能性もあるので確認してみるといいかとおもいます。

わたしの場合土曜日の朝にカードが飲み込まれ、木曜日のお昼に確認したらカードが支店にあると教えてもらえました。

支店にあるのが確認できたらパスポートを持っていきカードをもらいます。
私の銀行カードは日本支店でつくった中国銀行のカードでした。状況的には中国銀行のATMで中国銀行のカードが飲みこまれています。もし別の銀行のカードならもしかしたらやりとりが複雑になる可能性もあります。ですので飲み込まれる場合のことを考えてカードと同じATMで使用するのがいいかと思います。

以上が救出する方法です。

中国でATMを使用する際の注意事項

ATM使用時は冷静に

私は何回もいままでATMを使用しているのになぜ今回忘れてしまったのか。それは今回ATMを使用した際、時間に追われておりかなり焦っていました。

いつもだとATMを使用する際、頭のなかで退卡を忘れないということを思い出し操作するのですが焦っていたこともありすっかり頭の中で思い出すことをわすれていました。

いつも通り冷静にATMを使用していれば忘れることはなかったかと思います。

同じATMを使用し出来ることなら銀行支店併用のATMで

もしどこのATMで使用した際にカードが飲み込まれたのかわからない場合、そのカードを救い出すのは非常に困難になるかとおもいます。ですので必ず同じATMを使用することにしましょう。

そしてできることなら銀行支店併用のATMが一番いいです。もしATMに飲み込まれても1週間も待たずにすぐ取り戻せる可能性があるからです。

一番まずいのが遠出した際のATMで忘れてしまった場合です。これは再度そのATMまで行かないといけなくなるので家や職場付近以外のATMは使用しないほうがいいかとおもいます。

以上となります。

中国ではキャッシュレスが浸透していのでATMで現金をおろしたりする人も減ってきています。それでもATMを使用する機会はあるかと思いますのでくれぐれも注意して操作するようにしましょう。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

大学卒業後、社会人として約11年勤めてきたが30代半ばにして中国への留学を決意。30代からの中国語学習の過程やその時初めたブログ運営についてわかりやすくご紹介していきたいと思います!!