詳しく簡単解説 初級中国語文法「了」について

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詳しく簡単解説 初級中国語文法「了」について

「了」には色々な使い方がありますので勉強していきましょう

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文中の「了」

「〜した」

過去に行われた具体的な事実を確認する「了」です。

今日コーヒーを三杯飲んだ
昨天我喝三杯咖啡

過去に行われた具体的なことなので、文中の「了」を動詞の後に置かなければいけません。過去の動作の目的語に具体的な数量詞や限定語があれば、動詞の後に必ず「了」を使います。

そして中国語において、過去にあったことは1つでも2つでも必ずその数量を言う必要があります。「昨天我看了电影」ではなく「昨天我看一个电影」と言います。
ただし「昨天我看了电影」を複文にして「昨天我看电影,就回家了」とすれば数量詞がなくても通じます。

しかしもし目的語に具体性がなく、数量詞がつけれない場合は「我吃」のように文末に「了」を持ってくれば文が成立します。

否定文の場合は「没」をつけ「了」は必ずとります

私は彼を待たなかった
等她

「〜してから」

過去、現在、未来関係なく、複文の前半で動作完了という条件を表します。

昨日授業が終わってから彼に電話をした
昨天我下课,给他打电话

この「了」は複文の前半によく使われ、動詞の後ろに置かれます。目的語があっても動詞の後ろです。

ただし単文でも動作の前後関係をはっきりさせるためにも用いられます。

私はお風呂に入ってから食べます
我洗澡再吃
=我洗澡再吃でも可能

「〜したら」

仮定を表す複文の前半の動作や状態の現実あるいは仮定条件を表します。

もしお金があったら君に返すよ
如果我有钱,我就还你

目的語がなければそのまま動詞の後ろに「了」をおきます。

この「~したら」は「〜してから」と同じような使い方になってしまうのでしっかり区別する必要があります。
「〜したら」は仮定のことなので未実現
「〜してから」は過去のことなので実現済

上記で何が違ってくるのかと言うと、複文を作った際「〜してから」の「了」を使った文の後文には「了」は置けるが、「〜したら」には置けません。

「〜したら」
もし彼が国に帰ったら私達はどうしようか
如果他回国,我们怎么办?

「〜してから」
彼は国に帰ってからすぐ先生になった
他回国,就当老师

文中に「了」が置けない場合

過去のことならなんでも動詞の後に「了」が使えるとかというとそうではありません。使えない時はどんな時か勉強してきましょう

動作性を持っていない動作の後

是,在,姓,像など現象や事実を説明し動作性を持たない動詞は文中の「了」は使えません

彼は以前母親に似ていた
×他以前像妈妈

希望,想,觉得,认为など願望・意志・感覚・認識を表し、動作性を持たない動詞も置けない。

私は去年中国に行きたかった
×我去年想去中国

いつもしている動作

過去、現在関係なくいつもしている動作は「了」が使えない。

大学の時、毎週中国語を勉強してた
×大学时候,每个星期学习汉语

単にその時に行われた動作

過去に行われた動作の実現を表すのではなく、単にその時に行われた動作を説明・描写する場合は文中に「了」が置けない

去年ここに来た時、まだ百貨店はなかった
×去年我到这儿的时候,还没有百货商店

過去の状態の継続や動作の進行を表す時

過去の状態の継続や動作の進行を表す時は文中の「了」は使えない。「了」は具体的な動作が実現したことの確認に使われます。

私は以前、東京でずっと中国語を勉強した
×我以前一直在东京学汉语

連動文

2つの動作が繋がっている連動文で、前の動作が後ろの動作の手段や方法である場合は、前の動作がたとえ過去のことでも絶対に「了」が使えない。

以前私達はこのテキストを使って中国語を勉強した
×以前我们用这本课本学习汉语

上記の例文で「×」がついてる文は「了」を取れば正解になります。

文末の「了」

新状況の実現

文末の「了」は名詞、動詞、形容詞の後に置くと、変化があり、新しい状況になったことを示します。

雨が止んだ
雨停
これは安くなった

这个很便宜

状況の継続

①私は3年間勉強した
②私は3年間勉強している

①は過去に3年間勉強してた時期があったが今はしていない、②は3年間勉強していて今も勉強している状態を表します。

①は「我学了三年」②は「我学了三年」と訳します。②の文末にある「了」が状況の継続の「了」になります。

この「状況の継続」の「了」には制限があり、必ず時間量詞の後に使わなければいけません。

語気を表す

並列

いくつかの物や人を並列して言う時によく使います。この「了」は時々「啦」と書きます。

りんごもみかんもぶどうもみんな好き
苹果啦,桔子啦,葡萄啦,我都喜欢

この並列を表す「了,啦」は考えながたらゆっくり一つ一つあげる時に使い、また年配の人がゆっくり話す時にもよく使います。

緩和

忠告や提案をする時に文末の「了」をつけると、語気を和らげる働きがあり、相手にきつい感じを与えません。

こうしたのは君の間違いだ
你这样做就不对
もうこんなに遅いから行かないで
这么晚了,你别去

もし「了」がなければ語気がきつくなってしまいます。目上の人などには使いましょう

驚唖

大変なことに出会ったとき、びっくりした語気を表すために使う

どうしたの?
你怎么
火事だ!
着火

感嘆

素晴らしいことや極端な程度を表す感嘆の語気として使う
この場合は
「太~了」
「形容詞+程度補語(死,坏,透など)+了」
という決まった形で「了」は省略できない。

大変綺麗ですね
太漂亮
値段が高い
太贵

死ぬほど忙しい
忙死
めちゃくちゃ悪い
坏透

断定

断定、つまり明白で疑いないという気持ちを表します(〜なのだ、〜だ)

これはあなたの間違いだ
这就是你的不对

彼はもう来ないと思いますよ
我想他不会来

「来/去+動詞+(目的語)」の過去形

「来/去+動詞」の動詞は来/去の目的を表す動作目的語(目的語が動作)なので、来/去の後に了,过,着 などの動態助詞、語気助詞を使えない。過去のこと、または完了を表すには文末に「了」をつけます

彼は授業に来た
上课
李くんは会議に行った
小李开会

否定は来/去の前に「没」をつけ、文末の「了」をとります

彼は授業に出なかった
来上课

以上となります。

ではでは!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

大学卒業後、社会人として約11年勤めてきたが30代半ばにして中国への留学を決意。30代からの中国語学習の過程やその時初めたブログ運営についてわかりやすくご紹介していきたいと思います!!