詳しく簡単解説 中国語文法「在」の使い方

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詳しく簡単解説 中国語文法「在」の使い方

中国語の「在」には色々な使い方があります。とくにややこしいのが動詞の後に着く補語の「在」です。それを含めそれぞれの使いかたを勉強していきましょう。

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4つの使い方

まず4つの使い方を確認しましょう

①動詞の在:「いる、ある」
②介詞の在:場所の前に置き、動作が行われる場所を表す。「〜で」
③副詞の在:動詞の前に起き、動詞の進行を表す。「〜している」
④補語の在:動詞の後に置き、動作が行われた後に動作主か目的語が存在している場所を示す。「〜に」

ではそれぞれ説明してきます

動詞の在

「在」は人間や物の存在していることを表す動詞です。「在」の後には場所名詞がきますが省略することも可能です。否定の場合は過去は「没」、未来は「不」、現在は「没/不」を在の前に置いて表現できます。

明天你家吗?
あした家にいますか?
我明天不在

あした家にいないよ
我的钱包哪儿?
私の財布どこ?

副詞の在

副詞の在はある動作を意識的にずっと行ってることを表します。

看电视
私はテレビを見ている
做菜
料理を作っている

身体の動作や状態の持続には「在」がつかえません、「着」を使いましょう。

×他坐→○他坐
彼は座っている

×电灯开→◯电灯开
電気がついている

介詞の在

介詞の在は動作を行う場所を表します。否定の場合は過去と現在は「没」未来と意思は「不」を使用します。

我现在中国留学
私は今中国に留学している
我现在没在中国留学
私は今中国に留学していない
明天我不在车站等你
明日駅であなたを待たないよ

注意が一つあります。

「机の上にたくさんの本が置いてある」
この日本語を中国語に訳すときどのように訳しますか。

桌子上放着很多书

このように訳すのは間違いです。正確には

桌子上放着很多书

が正解です。上記の日本語の文は存現文と言われる文で、人物や物事が現れたり消えたりする文です。動作が行われるわけではないので介詞の在は使えません。介詞は動作を行う場所を示すからです。

補語の在

動詞の後に置いて、動作が行われた後に目的語がその場所にずっと存在することを表します。よく把構文と一緒に用いられます。

请你把雨伞放在这儿
傘をそこに置いてね

否定の場合、把構文であれば「把」の前に没か不を置きます。介詞の在と同じで過去と現在は「没」未来と意思は「不」を使用します。

把構文でない場合は在の前に没をおきます。

介詞の在と補語の在の違い

私は食堂で食事をしている
食堂吃饭(介詞の在)
→×我吃在食堂

彼は北京に住んでいる
住在北京(補語の在)
→×他在北京住

上記の×の文はどうしてダメなのでしょうか。

介詞の在というのは「どこで〜をする」のような動作が行われる場所を示す際に使用できます。
補語の在は動作主か目的語が存在する場所を示す際に使用されます。

この補語の在は実在する場所を表すために使用する時には使いやすいのですが実在しない抽象的な場所に使う際すこし戸惑います。たとえばこちらの文です。

私は彼女を最優先で考える

この文には場所と思える言葉はありませんが中国語で訳す場合このように訳すことが可能です。

我把女朋友放在第一位

最優先という言葉を場所と捉えて放在~と表現しています。この表現に仕方は中国語になれてないとなかなかできないかと思いますのでたくさん文章を見て使い方をマスターしていくしかありません。

最初、この在を使用する際は戸惑うかと思います。徐々に使えるように慣れていきましょう。

ではでは!!

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ABOUTこの記事をかいた人

大学卒業後、社会人として約11年勤めてきたが30代半ばにして中国への留学を決意。30代からの中国語学習の過程やその時初めたブログ運営についてわかりやすくご紹介していきたいと思います!!