【YouTubeで解説】 中国語文法 副詞「就」4つの使い方

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詳しく簡単解説 中国語基礎文法 副詞「就」4つの使い方

就には4つの副詞の使い方があります。

時間副詞「すぐ」「とっくに」「〜してから」
関連副詞「ので」「〜ならば」「〜以上」
範囲副詞「〜だけ」「〜も」
語気副詞

それぞれ説明していきます。

ユーチューブでも解説していますのでご覧くださいませ

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時間副詞について

「すぐに」

時間詞/副詞+就+動詞

副詞には马上や立刻などがきます。
就の前に時間を表す言葉がない場合は、就のみで「すぐに」という意味になる。

彼は来月すぐに日本へ来ます
下个月来日本

「もう、とっくに、すでに」

過去の時間/年齢/時間副詞+就+動詞

時間副詞には一向や一直などがきます。
已经も「もう」という意味ですが、「早い」というニュアンスが表せません。「早い」というニュアンスが必要なら就にする必要があります。

彼はずっと歌が好きです
一直喜欢唱歌

彼は三歳の時、もう英語を習った
三岁学英语了

「〜してからすぐ、〜するとすぐ」

〜+就+動詞

2つの動作を続けて行うことを表します。

昨日は家に帰るとすぐ寝ました
昨天我回了家睡觉了

彼が来てから、すぐ私達は話をやめた
他来了,我们不说话了

関連副詞について

仮定関係を表す「〜ならば」

日本語の仮定文の場合、仮定を表す言葉がその節の最後に来ます。例えば「〜なら」「〜だったら」。
それに対して中国語では仮定を表す言葉の如果や要是を文頭に置くだけでなく、就などの副詞も必要になります。
口語では、如果や要是は省略できますが、仮定を表す就や、他の副詞は省略できません

もしお金があったら、中国へ旅行します
(如果)我有钱,去中国旅行

しかし、就を省略出来る場合と使ってはいけない場合もありますのでご紹介します。

①疑問文には就は使えません

もしお金があれば買いますか?
如果有钱,你买不买?
×如果有钱,你就买不买?

 ②結論を述べる節の動詞の前に他の副詞があれば就は使いません

もし彼が行かないなら私も行かない
如果他不去,我不去
×如果他不去,我也就不去

③結論を述べる分句の動詞の前に能願動詞があれば就は使いません

もし時間があれば彼は来るはずだ
要是有时间,他来的
×要是有时间,他就来的

条件関係を表す「〜さえすれば、〜さえあれば」

只要「〜さえあれば」を文頭に置き、その条件を受けて結論を述べる分句の述語の前に、就などの副詞を置きます。
上記の仮定複文の場合、如果などは省略できますが、条件複文の場合、只要などは省略できませんので注意が必要です。就に関しては、他の副詞や能願動詞があれば使わなくていい場合もあります。

君さえ行けば、問題は解決できます
只要你去,问题能解决

努力さえすれば、中国語は必ずうまくなる
只要努力学习,汉语一定会进步的

時間さえあれば、必ず出席します
只要有时间,一定出席

君さえよければ、お手伝いしますよ
只要你愿意,我可以帮你

同じ2つの語句(形容詞、動詞、名詞)の間に条件を表す就を置くと、その語句の表す条件を仕方なく、我慢して受け入れる気持ちを表します

少ないなら少なくてもいいよ、大丈夫
少吧,没关系

明日なら明日にしよう、大丈夫
明天明天吧,没关系

因果関係を表す「〜ので、〜から」

因果関係を表す場合は、
因为~,所以~就~
という語順になります。
この場合、因为と所以はどちらかを省略することができ、また口語では両方省略することもよくあります。所以があれば就は省略できますが、両方省略されている場合や所以を省略する場合は、就は絶対に省略できません。(所以がない場合は必ず就が必要)

可能なパターン
・因为~,所以~(就)~
・因为~,  ~ 就 ~
・  ~,所以~(就)~
・  ~,  ~ 就 ~(口語の場合)

昨日彼が来なかったので、私達は自分でやりました
因为昨天他没来,所以我们自己做了

昨日は雨が降ったので、行かなかった
因为昨天下雨,我没去了

範囲副詞について

「ただ」

就+名詞/数量詞
就+動詞+目的語

数が少ないことを表します、「〜しかない、ただ」という意味です。
時間副詞の就と違い、名詞の前にも置くことができます。只も同じような意味ですが、使う場合は只有にする必要があります。
就と只の違いは、只は「ただ」という意味ですが、就は話者にとって数量や動作が少ないと感じられることを強く示します。

あの国際会議は中国だけが参加しなかった
那个国际会议中国没参加

彼は1日に2杯しかお茶を飲まない
他一天两本茶

「も」

名詞/数量詞+就

数量の多いことや十分なことを表し、さらに少ないことも表すことができます。
多いことと少ないことを表す場合の違いですが、多い場合はアクセントを名詞や数量詞に置き、少ない場合は、就にアクセントを置きます。
也も「も」と表せますが、違いは、也は「他と同じく」という意味を示し、就は「数量が多い」ことを示します。

そんなに大勢の人はいらない、3人で十分です
不用这么多人,三个人够了

語気副詞について

語気副詞の就には3つの使い方があります。

相手にはっきりと事実がその通りであることを知らせたい時に使う

あそこが私の家です
那儿就是我家

比喩の文で、比喩を強調して「まるで〜のようだ」という意味を表す時に使う

あの二人は兄弟みたいにいつも助け合う
他们俩就像兄弟一样,经常互相帮助

相手の言いなりにならず、決然として逆の行為を取る時に、その行為の前に就を使う

あなた達が賛成でも不賛成でも構わない、私は彼と結婚します
不管你们赞成不赞成,我就是要跟他结婚

以上となります。
次は才についてご説明します。
その他の文法はこちらでまとめていますのでご覧くださいませ。

ではでは!!

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ABOUTこの記事をかいた人

大学卒業後、社会人として約11年勤めてきたが30代半ばにして中国への留学を決意。30代からの中国語学習の過程やその時初めたブログ運営についてわかりやすくご紹介していきたいと思います!!