詳しく簡単解説 中級中国語文法 語気副詞「又」
副詞「又」は過去の重複と2つの状態が同時に存在することを表す他に、一番厄介なのは語気副詞の用法です。参考書などでは「語気を強調する、否定を強調する、逆接を強調する」と明記されています。詳しく見ていきましょう
否定の強調
相手の行動に不満で反発するときに、その根拠を否定の事実を用いて述べますが、語気助詞「又」をその否定の事実の前におきます。そしてその前後に、不満や反発のことを述べます。
あなたは買いもしないのになぜあれこれ聞くの?
你又不买,问这么多干吗?
留学に行きたくないのになぜ私に留学のことを話すの?
现在我又不想去留学,你跟我谈留学的事干吗?
注意が必要なのは、必ず不満や反発を述べる必要があるということです。「现在我又不想去留学」のみだと文として完成しません。その前後に必ず不満や反発の文が必要です。
この「又」は相手に不満をもったり責めたりするニュアンスが強いので目上の人に対して使うと大変失礼になりますので気を付けましょう
反語の強調
反語文の前に置き、不満だけではなく、違う意見を述べることもできます。
外国人と結婚してどこが悪いの?
跟外国人结婚,又有什么不好呢?
彼女とちょっと話して何がこわいの?
跟她说一说,又有什么可怕的?
これらは相手に考えてもらいたい意見を強調する「又+反語」という表現です。又がなくても、反語を十分強調できていますが又があるともっと語気を強くし、相手に注意を払わせることができます。
逆接の強調
心理的、道理的に矛盾していることを強調するために、逆接の考えや行為などの前に使います。この「又」の前に逆接を表す接続詞の可是,不过はあってもなくてもどちらでもよいです。
「又」を使った逆接は、普通の逆接ではなく必ず矛盾していることが含まれなければいけません。例えば「話したいけど言えない」「彼が怖いが一緒にいたい」「疲れているけど休みたくない」など矛盾が必要です。普通の逆接では「又」は使えませんので気を付けましょう
ネットでカメラを買いたいが心配でもある
我想在网上买相机,又不放心
以上となります。
ではでは!
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