詳しく簡単解説 中級中国語文法 結果補語について

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詳しく簡単解説 中級中国語文法 結果補語について

基本的な用法などはこちらに明記していますのでまず確認してみてください。

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結果補語が必要な時

結果補語が必要な時がどんな時か簡単にまとめました。

動詞に結果が含まれている時
例えば「〜を受け取る」「〜を見かける」などは「收,看」だけでなく「收到,看见」のようにしなければ行けません。

動作の結果は具体的な動詞が必要
例えば「終わる、なくなる」の完、「わかる」の懂には具体的な動作が必要になります。吃完,听懂などにする必要があります。成,破,坏に関しては必ずふさわしい動詞を前につけてください。翻译成,做成,写成,做坏,洗坏など

「動作を〜までした」ことを言う時
「動詞+到+時間」の構造を使い表現します。もし目的語があれば「動詞+目的語+動詞+到+時間」にします。
他们前天麻将打到九点

動作がどこで行われたかを表す場合
「動詞+在+場所」で表現します。「在+場所+動詞」ではありません。
生在北京

動作が「何かの為に、誰かに〜してあげる」を表す時
この場合は動詞の後に「给」をという結果補語を使います。
这个蛋糕是做给你吃的(このケーキはあなたに食べてもらおうと作った)

想好と好好儿想の違い

「好好儿想」
副詞+動詞の構造で単に「真面目に考えるという過程のことを言い、結果について問わない」ことを表し、否定形は不好好儿想になります。また動量詞の一下と一緒に使うことができ、動詞の重ね型も使えます。

「想好」
動詞+結果補語の構造で、考えて「解決方法など結果をだす」ことを表し、否定は没想好で、一下と一緒に使えません。

彼はきっとちゃんと考えてくれる
他一定会好好儿想
自分のやったことをよく考えてください
你自己好好儿想一下你做的事吧

色々な事が起こる可能性を予めちゃんと考えるべき
我们应该预先想好各种可能发生的事

「動詞+完」と「動詞+好」の違い

「動詞+完」
「量的になくなる」ニュアンスが強い

「動詞+好」
質的に「ちゃんと/よく〜する、出来上がる」ニュアンスが強い

给你买と买给你の違い

给你买→あなたの代わりに買ってきてあげる
买给你→私のお金で買ってきてあげる

これらの違いを具体的に見ていきましょう

「给+対象+動詞」介詞構造

①相手のものを使って相手のためにしてあげる行動

②具体的な目的語がなく、抽象的なもの、あるいは治療などのサービスの動作
例)给你当翻译,给你打扫

③要求と提案

④数量詞、動量詞は「動詞」の後に置く
例)我给你计划一下

「動詞+给+対象」結果補語

①「〜が〜するために〜してあげる」
例)做给你吃(食べるために作ってあげた)

②二重目的語をとる単音節動詞に必ず使う
例)我来
ただし使わなくても意味が同じだが、交と献は例外で必ず给と一緒に使う必要がある

③二重目的語をとる2音節の動詞は给と一緒に使えない
例)告诉,请示は告诉给你などにはできない

④数量詞、動量詞の一緒に使えない
例)私は彼に本を一冊買ってあげた
×我买给了他一本书
○我了一本书
ただし、二重目的語を取れる単音節の動詞は時間量詞お金と一緒に使う事ができる
借给小明50块钱
嫁给他10年了

動詞+起と動詞+起来の違い

起来の4つの用法
①動作が低い所から高い所に上がる
②動作が始まる
③人・物を集める
④「〜してみると、〜すると」
③と④の用法では起と来の間に目的語を置けません。

動詞+起では①②③の用法しかありません。ではこの二つの違いを確認していきましょう

「動詞+起」

必ず目的語が必要で、ほとんど複文の前半に使われます。
目的語がない場合は必ず起来を使います。

彼は私があげたお金を収めた
收起我给他的钱

したがって自動詞は必ず「動詞+起来」を使います。

介詞構造があって「〜し始める」という意味の時に使います
「从」のような介詞構造の後の「〜し始める」は「動詞+起」を使う必要があります。

私の年金は今年1月から計算します
我的养老金今年一年算起
足から鍛えよう

锻炼起

前半が「〜し始める」で後半に状態や気持ちを述べる場合に使います

私はあのことを思い出すと非常に悲しい
想起那件事,就非常伤心
彼が突然私に聞いてきたのでビックリした
他突然问起我,我吓了一大跳

「動詞+起来」

「②動作が始まる」ことを表す場合は必ず起と来の間に目的語を置く必要があります。
订起报纸 (新聞を購読し始めた)

文末には起来を使う
すぐ歌い始めた
×就唱起歌了
○就唱起

「出来」について

「出て来る」という動作者の移動する方向を表す

彼は教室から出てきた
教室走出来

「走出教室来」には出来ないので注意してください。「来」の前に場所名詞を置けるのは、場所名詞が単音節の場合のみです。

彼は玄関から出てきた
走出

動作者の動作によって、物が中から外へと移動することを表す
動作者の移動ではなく、動作者の動作によって、物が中から外へと移動することに使います。

早くあのお金を出しなさい
快把那些钱拿出来

連動文の場合は、目的語は「出と来」の間に置いてください

彼は100元出して私にくれた
拿出100快钱给我

身体部分をいつもの位置から表面に移動する方向を表す
手を出す、足を出す、舌を出すなどに使います

手を伸ばした
把手伸出来

連動文の場合は、目的語は「出と来」の間に置く

彼は手を伸ばして私と握手した
伸出跟我握手

「無から生まれてくる」こと
目的語が特定のものなら動詞の前に、不特定のものなら「出と来」の間に置く

彼の名前は思い出しましたか
他的名字想出来了?

警察は彼の家で2箱の麻薬を見つけた
警察在他家搜出两盒毒品

訓練や教育を経て新しい人ができあがること
目的語が不特定のものなら「出と来」の間に置く

あの学校は多くの人材を育ててきた
那所学校教育出很多人才

動作が原因になって、事件や病気などが起こってきたことを表す
目的語が不特定のものなら「出と来」の間に置く

あの事件は彼らがいい加減に騒いで起こしたことだ
那个事件都是他们闹出来

以上となります。
こちらが文法まとめなので一度確認してみてください

ではでは!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

大学卒業後、社会人として約11年勤めてきたが30代半ばにして中国への留学を決意。30代からの中国語学習の過程やその時初めたブログ運営についてわかりやすくご紹介していきたいと思います!!