詳しく簡単解説 中級中国語文法 数量詞の必要性
私は昨日本を買った
我昨天买了一本书
日本語には数量詞がないのに中国語だとなぜ必要になるのでしょうか。中国語では名詞は単なる名詞であり、周りの言語環境と繋がりが希薄で具体性がないと言われます。数量詞がない場合は普通総称を指します。あるいは数がわからない時には数量詞を必要としません。
ではいつ数量詞が必要になるか具体的に勉強してきましょう。
数量詞を使う場合
二重目的語
二重目的語構文において間接目的語が移動先の場所を表す場合は、直接目的語に数量詞をつける必要があります。
私は河に石を投げる
×我扔河里石头
○我扔河里一块石头
また相手に何かを与えるという意味を表す二重目的語構文で、直接目的語に数量詞がないと、それだけでは文が言い切れなくなります
私は学校に油絵を贈る
?我送学校油画
○我送学校一幅油画
「動詞+結果補語/方向補語」
「動詞+結果補語/方向補語」の補語フレーズが目的語を伴う場合、その目的語は数量詞を伴わなければ単独では言えなくなります
ハエが一匹入ってきた
飞进来一只苍蝇
「動詞+了+目的語」
過去に確かに行われた動作の目的語には数量詞が必要になります。もし数量詞がない場合は文として完成せず、後に何かを言い続ける必要があります。例えば、「我昨天看了电影,就回家了」のようにします
私は桃を一つ食べた
我吃了一个桃儿
「場所+有+数量詞+存在する物(不特定の物)」
特徴は主語に場所がきて、「〜が」にあたる主体が動詞の後ろの目的語の位置にある存現文に数量詞を使います。「〜が」にあたる人や物が目的語に置かれて存現文を構成する条件は、「不特定のもの」であるというのが条件です。数量詞がつくことが多い。
壁に1枚の写真がある
墙上有一张照片
あと「人+有〜」のような所有を表す場合も数がわかるなら数量詞が必要です。
私はビデオカメラを持っている
我有一个摄像机
目的語の前に修飾語がある場合
目的語の前に修飾語はあれば修飾語の前に数量詞が必要になります。
彼はいい先生です
她是很好的老师
こちらの文には「一个」がありません。実際「一个」をつけない場合もあります。それは、すでにその話題についてて話した後に限ります。例えば彼の教え方などについて話した後で、最後にまとめて一言言うなら数量詞をつけずに行った方が自然です。そうでなければ一个をつけなければいけません
彼は短気な人だ
她是一个急性子的人
私は簡単な文法書が欲しい
我要一本简单的语法书
数量詞を使用してはいけない場合
逆に数量詞を入れてしまっては文が成立しないケースもあります。
動詞の重ね型がある場合
動詞の重ね型が目的語を伴っていても、その目的語に数量詞をつけることができません。
今日は問題についてちょっとお話しします
×今天要谈谈四个问题
○今天要谈谈问题
「不」の否定文
また「不」を使った否定文においても、一般には数量詞をつけれません。
今日は問題については話しません
×今天不谈五个问题
○今天不谈问题
ではでは!
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