詳しく簡単解説 中級中国語文法 動詞「是」について
初級の中国語文法において、この「是」は「A是B」で「AはBです」というふうに学んでいるかと思います。ではこちらの文を見てください。
これは高いカメラです。
×这个是贵的相机
上記の中国語は間違いになります。なぜ間違いなのか勉強してきましょう
中国語の述語文は「名詞+形容詞」
「これは高いカメラです」という日本語は、高い(形容詞)+カメラ(名詞)となっています。日本語では「形容詞+名詞」ですが、中国語では「名詞+形容詞」で表現する必要があります。
これは高いカメラです⇨このカメラは高いです
と表現する必要があります。
これは高いカメラです。
○这个相机很贵
こちらが正解です。注意が必要なのが、形容詞の肯定説明文には副詞の「很」が必要になります。
ではどのような時に「是」を使うのか説明します。
是の使い方
目的語に形容詞がない場合に使う
目的語に形容詞がない場合は中国語もそのまま名詞を使い「是」を用います。
東京は日本の首都だ
东京是日本的首都
彼は1年生だ
她是一年级的学生
目的語の前に修飾語がある場合(是个)
述語が主語の性質、性格、身分などを説明する場合は、たとえ目的語の前に修飾語があっても、そのまま名詞を述語にします。注意すべきことは、目的語の前に修飾語があれば、修飾語の前に数量詞の「一个」が必要となります(一は省略できます)。なせ必要なのか説明いたします。
彼はいい先生です
她是很好的老师
こちらの文には「一个」がありません。実際「一个」をつけない場合もあります。それは、すでにその話題について話した後に限ります。例えば彼の教え方などについて話した後で、最後にまとめて一言言うなら数量詞をつけずに行った方が自然です。そうでなければ一个をつけなければいけません
彼は短気な人だ
她是一个急性子的人
李さんは真面目な中国人の留学生だ
小李是个很认真的中国留学生
是の様々な用法
①同等な関係を表す
中国語の首都は北京で有る
中国的首都是北京
②類を表す
王さんは北京人である
小王是北京人
③目的語が様々な面から主語を説明する
私達2人が買った本は違う本だ,彼女は日本の教科書で、私は歴史小説だ
我们俩买的书,她是日文课本,我是历史小说
④原因などを解釈・説明する
字がこんなになってしまったのはペンが使いにくかったからだ
字写成这样,是钢笔不好使
「人称名詞+这/那+是」も、人称代名詞の指す人物によって行われた行為、あるいは人称代名詞の指す人物の身の上に発生した状況に対して、説明を加えたり疑問を提起したりする表現なので同じ用法です。
あなた達は何をやっているのだ?
你们这是干什么?
あなたは今嘘をついている
你这是在说假话
⑤肯定を表す
「確かに〜である」という認定・断定の気持ちを強調します。
是を入れなくても文としては成立しますが、話し手の「私はこう考える」という認定や主張が表されます。この是は、話し手の気持ちを表す副詞ともよく結びつきます(大概,简直)
李さんは確かに真面目た
小李是很认真
私はちょっと尋ねてみただけです、他意はありません
我是问问,没有别的意思
以上となります。
ではでは!
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