詳しく簡単解説 初級中国語文法 副詞「更」の使い方
私はもっと中国語を話したい
我要更说汉语
この中国語は間違いです。「更」の使い方が間違っているのですがなぜ間違いなのでしょうか。では今回は「さらに、もっと」を表す副詞「更」について勉強していきましょう
比較文で形容詞を修飾する
「更」は相対的な程度副詞で他の状態の程度と比較してさらに高いか低いかということを表します。
中国は日本よりずっと広い
中国比日本更大
また比較ぶんには「更+形容詞」は具体的な数量ではなく、不定の数量詞を置きます。
これはあれよりさらにちょっと高い
这个比那个更贵一点儿
これはあれよりさらにちょっと軽い
这个比那个更轻一些
動詞を修飾する
「更」は普通の動詞は修飾できません。例えば「更吃,更喝」などとは言えません。ただし一部だけ修飾できる動詞があります。
感情動詞
喜欢,感动などの感情動詞は動詞として、目的語を取れる以外は、使い方は形容詞と似ていて「很」で修飾できます。「很喜欢,很感动」と言うこともでき「更喜欢,更感动」も言えます。
あなたはこのように言ったら彼女はもっと悲しくなる
你这样说,她更伤心了
理解動詞
理解,了解などの理解動詞も形容詞と似ていて「更」で修飾できます。
私はあなたよりもっと彼女を理解している
我比你更理解她
能願動詞
能,愿意なども修飾できます。
彼女はあなたよりもっと買い物が上手だ
她比你更会买东西
可能補語の修飾
感情・理解・能願動詞以外の普通の動詞は修飾できませんが、可能補語の構造にすれば「更」と一緒に使えるようになります。
あなたができないのなら、私はさらにできない
你做不了,我更做不了
昼飯を食べないなら,もっと食べられるよ
你午饭不吃,那就更吃得下了
電話だと彼女の声はさらに聞き取れない
在电话里,我更听不出她的声音
再か多を使おう
動詞の前の「もっと、さらに」を表現するためには「更」ではなく「再,多」を使うと表現できます。
私はもっと中国語を話したい
我要再说汉语
以上です。
ではでは!
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